「ゆうあい養蜂場」のあるチェンマイより、

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龍眼蜂蜜

 

採蜜の現場から

 

年間を通した養蜂の作業にはいろいろなものがありますが、今年も採蜜の時期がやってきました。この3月は雨の降らない乾燥した季節ですが、ミツバチは龍眼(ロンガン)の花から蜜を集めてきます。この龍眼のハチミツ、年間でわずか約1ヶ月間、長くても40日程度しか採蜜できない、とても貴重なものです。

   昨年と比べると、雨季に雨が少なかったことなどもあり、花は咲いているのですが、かなり蜜の量が少ないそうです。例年だと1ヶ所でドラム缶(300kg)2缶は採れるのですが、今年は1缶を超えるぐらいです。それで養蜂業者の中には、少ない蜜を補うため巣箱内に小さなトレーを入れミツバチに砂糖水を与えるところもあるそうです。ゆうあいの養蜂場では、採蜜の時期に砂糖水を与えるようなことは一切ないので、自信を持って龍眼の花蜜100%をお届けしています。


 採蜜は、朝7時過ぎから始めて1日に3ヶ所回りますが、この時期、日中の温度は35度を超える暑さ、またハチに刺されないようにと大変な作業です。何ヶ所かに置いた巣箱を1週間ごとに回り、花の状況などを見定めながら、2巡、もしくは3巡します。今回、同行した龍眼の農園では、最初90箱あった巣箱が、2巡目ですでに80箱を切っているそうです。ミツバチが減るとハチミツの量も減ってしまうので、いくつかの巣箱にまとめていきす。ミツバチが減る理由は、周辺の農薬の影響、スズメバチに捕食される、逃げ出す、採蜜の際に死ぬなどが挙げられます。また巣部屋に少しでもハチミツが溜められるよう、女王バチを閉じ込めて産卵できないようにしているので、新しいミツバチが増えません。この採蜜の1ヶ月あまりの間に、全体で約3割のミツバチが減ってしまうそうです。


 こうして採れた天然のハチミツ、今年も日本へ「龍眼生蜜」として届けられる予定ですので、ぜひ、その濃厚な甘みをお試しください。

現地レポート

2015年4月号


<写真の解説>

1...龍眼の花とミツバチ


2...採れたてのハチミツ


3...遠心分離器に、ハチミツがつまった巣枠をセットしたところ


4...回し始めは少し重く感じるが、ある程度回転すると勢いがつき勝手に回る。

側面にハチミツがつかなくなったらブレーキをかけて止める

5...ミツバチがいっぱいの巣箱


6...今の時期は花粉が少ないので、去年、別の場所でとっておいた花粉にハチミツ等を加えて練ったものを補助の食用としてて巣箱に入れる


7...二つの巣箱を一つに合わせるときに出た余分な巣枠。まだハチミツが残っているので立てておいてミツバチの食べ物とする。その後は、工場へ持って帰り、掃除をして新しくする


8...産卵できないように閉じ込められた女王バチ



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